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自分の「強み」を見つけよう

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自分の「強み」を見つけよう

子どもへの教育や自己成長のために
「得意分野や長所を伸ばす」
という考え方がありますよね。

長所をさらに伸ばして、
他者に追随されないほどに
飛び抜けることができれば
それに越したことはありません。

でも、意外と自分の長所がわからない
というケースがあります。

そんな時は、どこにフォーカスして
自分の強みを作っていけばいいと思いますか?

実は、意外なところに
自分の強みが隠されているのです。

今回は19世紀のイギリスの政治家、
ウィリアム・グラッドストンが
強みを見つけたエピソードを紹介しましょう。

ウィリアム・グラッドストン:イギリスの政治家(1809〜1898年)

数学から逃げたい

グラッドストンは学生時代、
数学がとても苦手でした。

当時、彼は父親に宛ててこんな手紙を送りました。

「数学のない大学に編入したい」

彼の父親は豪商であり、下院議員でもあったため、
息子の願いをかなえることができましたが、
父親はあえて彼にこう返事を書きました。

「お前は数学が嫌いなようだが、
 嫌いな科目に全力を注ぐことこそが
 最も楽しいことなんだ。

 苦手なものを克服することは、
 君が将来直面するかもしれない
 大きな困難を乗り越えるための
 重要なトレーニングになるんだ」

と。

4度も首相に就任

最終的にグラッドストンは政界で活躍し、
85歳で退任するまでに
4度も首相の座に就きました。

彼は過去を振り返りながらこう語っています。

「もし学生時代に父親のアドバイスを
 受け入れていなかったら、
 今の自分は存在しなかったでしょう」

得意な分野を伸ばすことは大切ですが、
苦手な領域を克服する喜びも
経験してみましょう。

それがあなたの
大きな強みになるはずです。


私が新聞販売店で副店長をやっている時、
新人教育を任されていました。

なかなかヤンチャな若者が多く、
正直「使えないヤツ」ばかりだったので
私はすぐに「明日から来なくていい」と
クビにしていました。

今思うと、相当ひどい責任者だったよね😨

で、そんなある日、
所長から呼び出されました。

「あぁ、すぐにクビにしているから
 怒られるんだろうな、、、」

と恐る恐る所長のもとへ行きました。

やはり、要件はその話でした。

しかし、怒られることはなく、
所長は私にこう言いました。

「お前に新人教育を任せたのだから、
 クビにしようがどうしようが
 お前の好きにするがいい。

 でも、お前が「使えない」と思っている人材を
 使えるようにするのもお前の役目だ。

 それができないなら、お前は
 今のまま成長しないぞ」

それから、私は考え方を変え、
彼らを成長させることが使命だと思って
彼らと接するようになりました。

そのおかげで、その後、
一部上場企業で責任者になったとき、
私の新人育成には定評がありました。

「教育する」ということから逃げていた私は
正面から向き合ったことで得意になり
それが強みになったのです。

まさにグラッドストンと同じで、
この時の所長の言葉がなかったら、
今の私はなかったですね。

最後にもうひとつ名言を送りましょう。

人間の最も偉大な力とは、
その人のいちばんの弱点を克服したところから
生まれてくるものである

デイヴィッド・レターマン:米国のコメディアン

See you!

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