久しぶりにTEDネタ。
今回はサム・ヘスターというコミック作家、
イラストレーターの話です。
この人は、ヘルスケアの分野において、
「グラフィック・メディスン」
という活動を推奨してるんだよね。
簡単いうと、患者とマンガを通して
コミュニケーションを図ろうということなんだけど、
この方法は非常に有効だな、って動画をみて思ったね。
これがその動画です。
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マンガがよりよいヘルスケアにつながる理由
Comics creator Sam Hester is part of a g ...
www.ted.com
この話は、超高齢化社会といわれている
今の日本でもどんどん導入されていくんじゃないかな。
特に認知症になると、意思疎通が難しくなるからね。
患者が本当に伝えたいこと
私の母はもう亡くなってるんだけど、
私が高校生の時に過度のアルコール摂取による
アルツハイマーになったんだよね。
徐々にだけど会話も通じなくなっていって、
我々子どもたちはホント大変な思いをしたよなぁ。
当時、母が考えてることがわからなくて、
こっちが伝えたいことも理解してもらえなくて、
みんな毎日疲れきってたことをよく覚えてるよ。
サム・へスターさんは、その大変な状況を
得意なマンガを使って乗り越えようとしたわけだね。
言葉で気持ちを伝えるのって実は難しくて、
認知症じゃなくてもなかなか上手く伝わらない。
家族、友達、夫婦、恋人、上司と部下。
いろんな人間関係を考えてみても
言葉から誤解が生まれることってたくさんあるもんね。
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ボディランゲージで人生を変えよう
TED Talks、いいですね ^ ^ なんとなく頭に思っていたこととか、感じて ...
web-park.jp
この記事でも書いたように、メラビアンの法則では、
- バーバル(言葉)が7%
- ノンバーバルは93%
っていわれてるくらい、言葉で伝えるのは難しい。
この「グラフィック・メディスン」で
なるほど〜って思ったのが、
患者本人が絵を見てモチベーションが上がるってとこ。
絵を使って視覚化することで、
目標が明確にイメージしやすくなるんだろうね。
実際に彼女のお母さんは数ヶ月後には、
絵のとおりに自力で歩いて退院したっていうんだから
その効果はすごいものがあるよね。
当時の私たちは余裕がなくて、母のことを厄介者扱いして
心に寄り添ってあげることができなかった。。。
後悔してもはじまらないけど、この方法を知っていれば、
母の人生は違ったものになったのかもしれないなぁ。
See you!